女性が活躍できる介護業界を語る!

平成26年度の調査では、介護業界で働く人のうち7割以上を女性が占めており、さらにその平均年齢を見てみると、40代が最も多くなっているようです。
家事や子育てで忙しいイメージがあるこの年齢層の女性でも働きやすい点は、介護業界の一つの特徴と言えるでしょう。

その理由はいくつかありますが、まず勤務時間の融通が比較的利きやすいという点が挙げられます。
介護業界では多くの職場で短時間刻みのシフト制が採用されているので、家事や子育ての合間を縫って働きやすいというメリットがあります。
また、介護の仕事の中には炊事洗濯などの家事のスキルや育児の経験を活かせる分野がたくさんあるのもポイントです。
もちろん高齢者を介護するにあたっては力仕事もあり、体力勝負となる場面も少なくありませんが、介護関連の資格講座などを通して女性の力でも安全に介護をする技術を習得することが出来ます。
さらに、事業所や介護施設などの職員研修でも積極的にこうした技術の指導が行われているので、コツさえ掴めば女性でも充分に介護の仕事はこなせるのです。

さらにもう一つ、出産や育児などのために仕事のブランクがある場合、復職のきっかけにしやすいというのも介護という仕事の強みになっているようです。
いずれ自分の親を介護することになるかもしれないと考えて始めた介護の勉強がきっかけとなり、介護の世界に足を踏み入れる人もいます。
介護する人とされる人とが深く触れ合うこの仕事には、他の仕事にはない特有のやりがいもあります。
もちろん大変なこともありますが、介護の仕事は多くの女性たちの頑張りに支えられていると言っても過言ではないのです。